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食品

150トン原乳貯蔵タンクのクリーミング防止に向けた側面駆動型ミキシングソリューション

プロジェクト概要

大手乳業メーカーE社は、屋外に設置された150トン規模の大型サイロタンクに生乳を貯蔵していました。
しかし、工程が一時停止したり温度が上昇したりすると、脂肪分とタンパク質が分離して上層部に浮上する「クリーミング」現象が発生していました。20mに達する高い液位、屋外設置という環境的制約、さらに高い水圧条件により、従来の撹拌方式では解決が困難でした。
SEDNA ENGは、SHM(Side-Mounted Magnetic Mixer)シリーズにより、この課題を解決しました。

直面した課題

1. アクセス困難な高さとメンテナンスリスク

屋外に設置されたサイロタンクは非常に高く、上部駆動型撹拌機の設置やメンテナンスは危険で困難でした。現実的には、側面設置方式が唯一の選択肢でした。

2. 150トン水圧による漏れ・汚染リスク

タンク側面下部にメカニカルシール式撹拌機を設置する場合、20m分の生乳による大きな静水圧に耐える必要がありました。シール破損時には、生乳の汚染だけでなく、大量漏洩事故につながる高リスク設備となります。

3. 20m上部まで届かない流動

一般的な側面撹拌機は、流体を水平方向に押し出すだけのため、20m上部に発生するクリーミング層まで十分に撹拌することが困難でした。

SEDNA ENGのソリューション

1. 漏れのないサイドマウント型マグネチックミキサー

SEDNA ENGは、高い水圧条件下でも漏れのリスクがない、サイドマウント型マグネチックミキサー「SHMシリーズ」を適用しました。完全密閉構造により、シール破損による生乳漏洩リスクをゼロにしました。

2. CFD解析による設置角度の最適化

150トンの生乳を実際に投入して試験することは困難なため、CFD(数値流体解析)により試行錯誤を最小化しました。シミュレーションデータをもとに、ミキサーの上向き角度を精密に調整し、1.8mの設置高さから発生した流れが20m上部まで到達することを事前に検証しました。

3. 24時間365日の交互運転システム

タンク1基あたり2台のSHMミキサーを設置し、交互運転ロジックを適用しました。2台が交互に稼働することでモーター負荷を分散し、365日24時間、生乳の鮮度を安定して維持できるシステムを構築しました。

PROBLEM

SOLUTION

01

Zero
Creaming

CFDで設計された完全な上向き循環流により、長期貯蔵時でも脂肪分離やクリーミング現象を防止しました。

02

Risk-Free
Operation

マグネチック技術により高水圧環境での漏洩リスクを解消し、屋外タンク上部での危険作業なしに、安全な地上メンテナンスを可能にしました。

03

Smart Engineering
Cost Saving

実機での試運転なしに、シミュレーションだけで最適な設置角度と位置を導き出し、プロジェクト期間とコストを大幅に削減しました。

貴社のプロセスに最適なソリューションをご提案します。SEDNA ENGの技術力とパートナーシップをぜひご体験ください。